許されざるシジミチョウの恋 と 他の昆虫(in見沼田んぼ)
2009年 08月 30日
を通り過ぎたので、自転車を止めて付近をキョロキョロすると
何やらヤマトシジミ♂がベニシジミ夏型に言い寄っています。
あれあれ、ヤマトシジミ♂が交尾行動に入りました!!!!
ベニシジミは嫌がって逃げ回りますが、さらにヤマトシジミ♂
がもう1頭加わり3つ巴で求愛を開始する始末です。
ベニシジミ側の原因として夏型で黒っぽい、
羽化直後か動きが遅い、
ヤマトシジミ♂側に立つと暑過ぎて少しボケてしまった、
等々が重なったのでしょうか?
どちらも普通種のチョウですが、ちょっと観察しただけでも
面白い行動をするものですね。
自転車に乗りさらに進むとちょっと玄人さんっぽい色彩の
昆虫がいました。「マメハンミョウ」という名前だそうです。
「森のできごと」の土橋さんに教えて頂きました。
「見沼田んぼ」はその名の通り水路が多く、トンボも色々な
種類がいます。でもこの日撮影出来たのは
ナツアカネくらいでした。
この時期、まだヤマトやベニだとすぐ目線を切ったりして、ヒメオオさんの観察眼に拍手です。
「玄人さんっぽい色彩の昆虫」は「マメハンミョウ」ではないでしょうか?
地元が見沼の近くで、高校までは毎週末のように駆け回っていましたが、マメハンミョウは見たことが無かったので驚きました。
一度見てみたいです。
マメハンミョウというんですか、赤い頭と背中の白い筋‥印象に残る甲虫ですね。
「マメハンミョウ」でしたか!ご指導どうもありがとう
ございました。
早速、「昆虫の図鑑」という九州・沖縄の昆虫を探
してみました。幼虫はバッタ類の卵塊に寄生する
そうで、かなり変った食生活をしているようですね!
この図鑑には注釈に「頭は赤色」との記載があり
ますが、標本の写真だけでは全く分かりませんで
した。
生きたその姿は、ちょっと危なげなカッコ良さがあり
ました!!
「誤認求愛」という行動なのですね!
ベニシジミの方は、飛んでいるときベニ
以外の何者でもないのですが、開いた
表翅の色は、夏型としても少し黒っぽく
ヤマト♀の黒と間違えたのでしょうか?
マメハンミョウは、この付近の草むらに
2頭見つけることが出来ました。
ヤマトがきちんと交尾しようとしている所も撮影されて、貴重なシーンを物にされましたね。
身近な蝶もこまめに見ていると色々面白い生態を見せてくれる物ですね。