ヒメオオの寄り道

蝶を中心に興味のおもむくまま色々なものを撮っています。

高山と河川敷の絶滅が危惧されるキチョウ in2019.08

高山の絶滅が危惧されるキチョウの仲間というと
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準絶滅危惧種「ミヤマモンキチョウ」でしょう。所用と悪天候が重なり盆休み入ってからの訪問となったので、この場所では傷んだ個体しか見つけられませんでした。まずは雄個体。
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次に雌個体も見つかりました。
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さらに良く探すと産卵中?の雌個体に雄が求愛するシーンも撮影叶いました。
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この場所は、標高2,000m程度ですが普通の「モンキチョウ」もミヤマモンキチョウと同じかそれ以上に生息しているので、今後地球温暖化が進むと生態系がどのように変わるのか心配です。
in2019.08.10上信国境
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「月刊むし」の2019.7号(No.581)に、さいたま市のツマグロキチョウの記事を掲載しました。
その後、さいたま市内の発見地周辺を探してみましたが、食草のカワラケツメイも少なく、蝶そのものは全く見つからないので栃木県までツマグロキチョウ探しに出かけてみました。
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栃木県のポイントについてまず見つけたのは羽化直後と思われるような綺麗な「モンキチョウ」です。
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更に探すと紋のないキチョウが!表翅を撮り込むと縁の黒紋より「キタキチョウ」でした。
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キタキチョウより小さいキチョウがカワラケツメイで産卵しています。
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表翅を撮り込むと絶滅危惧ⅠB類「ツマグロキチョウ」夏型で間違いなしです。
東海地方や兵庫県では外来種の「アレチケツメイ」に食草を転換して個体数を増やしているそうですが、埼玉県では2回、各1頭づつ(いずれも移動性の高い秋型)しか出逢ったことがありません。
移動性の低い夏型となると宝くじに当たるより確率は低いと思います。
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暑い陽射しを浴びながら河川敷を探すと産卵する雌への求愛飛翔
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複数頭の舞い
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観察していると
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交尾シーン
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交尾飛翔なども観察叶いました。
さいたま市内ではカワラケツメイは少ないですが、もっと増えて
ツマグロキチョウも増えてくれたら嬉しいのですが・・・・・・・・・
in2019.08.17栃木県河川敷
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Commented by akira@ninja乗り at 2019-08-18 19:54 x
こんにちは!ミヤマモンキの時にご一緒させていただいたものです!
あれからもう少し粘ってみたのですがなかなか出てきてくれなかったですね…
ちょっと時期がずれたり天候がよくないと出てこなかったりうまくいかないものです・・・
またどこかでお会いしたらその時はよろしくお願いします!
Commented by 武ちゃん at 2019-08-18 20:42 x
高原でミヤマモンキチョウに出会えてよかったですね。
ときには超広角で撮影するのも新鮮でよさそう。
ハクサンフウロやアカツメクサ、コマツナギなどにも注目かな‥。
お盆も過ぎたというのにこう暑いと遠方地への往復がしんどそうで難儀です。
Commented by MIYAKOUTA5040 at 2019-08-19 05:18
高山のチョウ達も、気温の温暖化やそれに伴う藪化の影響で
減っているのでしょうか。
ミヤマモンキチョウ暫く会っていないので、
来年こそは出会いたいです。
一方、外来種の植物で生存が確認される例も増えているように感じます。
埼玉のツマグロキチョウ、その生存のメカニズムが知りたいです。
Commented by だんちょう at 2019-08-19 06:49 x
おはようござぃます!

モンキチョウは、ときらでもよく見かけますが
ミヤマキチョウや、キチョウなどは
見たことがありません。

北海道には分布してないようですね。

たくさんのキチョウの、仲間がいるものなんですね。

長いお盆休みも今日で終わりました、仕事に行って来ます∑(OωO; )
Commented by Farfalla65 at 2019-08-19 08:34
地球温暖化でこれだけ気温が上昇すると
高山蝶たちはますます棲みにくくなるの
でしょうね。ずっと先でしょうが、将来
が心配です。ツマグロキチョウの埼玉県
のデータが興味深いです。
Commented by 22wn3288 at 2019-08-19 08:35
ツマグロキチョウも少なくなりましたね。
交尾シーンも良く撮れましたね。
生き続けて欲しいと思います。
ミヤマモンキチョウ 又見たいと思います。
Commented by himeoo27 at 2019-08-24 14:00
akira@ninja乗り 様
時期が遅く、
傷んだ個体しか見つかりませんでしたが
陽射しの射した時間だけでも
「ミヤマモンキチョウ」が登場してくれ
一安心しました。
これからもよろしくお願いします。
Commented by himeoo27 at 2019-08-24 14:10
武ちゃん 様
「ミヤマモンキチョウ」は、
標高2,000~2,100m程度で
食草の「クロマメノキ」が
沢山ある場所を探すと見つかる
かもしれません。
Commented by himeoo27 at 2019-08-24 14:21
MIYAKOUTA5040 様

上信国境のこのポイントでは
ミヤマモンキチョウが減ったのか、
モンキチョウが増えたのか
少なくともモンキチョウの割合が
増えたと感じています。

今のところ
さいたま市内のツマグロキチョウは
今のところ継続的に発生するのは
難しいと考えています。
Commented by himeoo27 at 2019-08-24 14:32
だんちょう 様
私も大雪山麓で「モンキチョウ」を何頭か観察しました。
与那国島でも撮影したことがあり生息分布がとても広い蝶
だと思います。
Commented by himeoo27 at 2019-08-24 14:50
Farfalla65 様
「月刊むし7月号」に記載した以降の
埼玉県のツマグロキチョウについては
(1)ツマグロキチョウ
  さいたま市内以外も探してみましたが、
  越冬個体、新成虫含めて1頭も観察出来ず。
(2)カワラケツメイ
  さいたま市内で継続的に栽培されている場所
  を見つけるも  越冬個体が産卵する規模が
  小さ過ぎた。
(3)アレチケツメイ
  見つけることが出来ず。
という状況です。 

Commented by himeoo27 at 2019-08-24 14:57
22wn3288 様

幸いなことに今回は
栃木県では複数頭のツマグロキチョウ夏型
を観察出来ました。

ミヤマモンキチョウは晴れ間が出た時
何とか出逢えました。
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by himeoo27 | 2019-08-18 15:12 | シロチョウ | Comments(12)

by ヒメオオ
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