3氏ノーベル賞受賞で、ヒメオオ写真展入選?
2015年 01月 05日
2015年は、初日の出の「光」を自宅のベランダで浴びて
スタートしました。
1月3日、我が家に訪問してくれた今年最初の昆虫は太陽
の申し子「天道」虫(テントウムシ)でした。
ちょっと無理筋ですが「光」関連かな?
「光」というと、昨年3氏がノーベル賞を受賞したLED
(発光ダイオード)ですね!私も蝶の飛翔写真撮影時、
とても活用しています。
ということで、国立科学博物館で開催中の「ヒカリ展」
に出かけてきました。
オーロラ、光る花、蛍光鉱物等々「光」についての見所
満載の展示です。
とは言え、オパール化した「アンモナイト化石」や、
構造色で耀く「モルフォチョウ~ゼフィルス雄」の「光」
には惹かれます。
中央上部から斜め左下に伸びる「光」の破線は、一昨年
のゴールデンウイークに西表島で撮影した「ヤエヤマボタル」
の行路です。
蛍の「光」についてのヒカリ展の説明は上記通りです。
「ルシフェリン」の酸化作用により発生した「光」ということ
のようです。
八重山諸島の冬場には、冬尺蛾のように雌の翅を退化させた
「イリオモテボタル」という蛍が棲んでいます。これでも
成虫です。尾部から発する「光」はとても弱く虫をシャープ
にLEDを強く当てて撮ると発光部が白とびします(涙)。
この画像↑は、LEDの当て方をギリギリに抑えて写してみま
した。
明日からはじまる「ぐんま昆虫の森」の写真展に
「明かりを(灯)して」という題で、応募したイリオモテボタル
の写真が、な!なんと!6回目の応募にて初めて入選しました。
「光」繋がりで、ノーベル賞受賞3者のおかげかな?
写真展は3月1日まで開催されているので、見ていただければ
嬉しいです。
生き物の知識と撮影の技術あっての入選ですね!
イリオモテボタル、興味深い形態ですね~
自然界には不思議な生き物がイッパイ、
貴重な写真を有り難うございました。
よかったですね‥これからも励みになると思います。
世もLEDなしでは考えられないほどの時代になりました。
明るさと省エネ‥益々普及して買いやすくなるでしょうね。
群馬昆虫の森は行ったことがないので、写真展期間中にぜひ行って拝見したいと思います。
私も石垣島に出かけるようになるまで
ゲンジボタル、ヘイケボタルという水棲
蛍しか知りませんでした。
石垣島を中心にした八重山諸島にはイリ
オモテボタル、ヤエヤマボタル、オオシ
ママドボタルと言う陸棲蛍が生息してい
ます。
入賞した作品は、尾部が白黄緑色に僅かに
光る芋虫状の昆虫を写した下から2コマ目
のイリオモテボタルの写真です。
この蛍は、成虫でも雌に翅が無い西表島、
石垣島にのみ生息する珍しい蛍です。
「ぐんま昆虫の森」は、
西表島の自然を再現した生態温室があります。
里山環境も、とんぼ池、バッタの原っぱ、
雑木林ゾーン等々の多彩の自然環境に恵まれて
いるので
ミドリシジミ、オオミドリシジミの卵
オオムラサキ、コムラサキの幼虫
モンシロチョウ、ジャコウアゲハ、アゲハの蛹
等を見つけることが出来ます。
ぜひ出かけてみてください。
イリオモテボタルの成虫が活動する
12~1月の夜は、15℃前後とサキシ
マハブが活動するには気温が低い過
ぎると感じました。体温を感知させ
ない為に長靴を履くとさらに安心かな?