黒&黒(クロツバメシジミと初撮影クロアゲハ) in群馬県101016①
2010年 10月 16日
でも少し良いこともありました
クロツバメシジミ君達はかなり残念ですが・・・・・・・ちょっぴり嬉しかったヒメオオでした。
(画像をクリックすると少し大きくなります。)
in群馬県101016続く
クロアゲハ撮影できてよかったですね。
採取者1人目は♀1頭だけと言いつつ、♂3頭程度持って帰りました。
2人目は我々が居る間は我慢していましたが・・・・・・
崖の上の土の部分に畑状に「ツメレンゲ」を植えているのには笑ってしまいました。当然のことながらこれらの食草には卵、幼虫、蛹は全くいませんでした。
クロアゲハの写真が撮れた時は嬉しかったです。
一番最初に出会った個体は比較的大きくとても新鮮な個体でした。無事崖の上に逃げ延びたことを祈るだけです。
マンジュシャゲに吸蜜にきたクロアゲハも痛みが無く美しい子だったのでドキドキしながら撮影しました。
クロツバメシジミはその幼虫が「ツメレンゲ」「イワレンゲ」などベンケイソウ科の多肉性の草の葉を餌にしているのでその分布が限定されています。絶滅の恐れがあるので出来れば採取厳禁にして欲しい蝶の1種です。
我々が行くと、すぐに立ち去ったので、後ろめたい気持ちがあったのでしょうか。
でも、国立公園内や保護区でなければ、注意もできませんので歯がゆいこともあります。
上のツメレンゲを植えてあるのはどなたかが、クロツバメシジミを増やそうと行っているものと思います。あのツメレンゲにも卵が産んでありますし、幼虫がいるので、役に立っていると思います。
採集と撮影、必ずしも共存出来ないとは思いませんが、相手によりけりですね。
あの日は、持ち場を離れたのがミスでしたね。
しかし、到着が遅いと、全く撮影できない可能性もあった訳で、
改めて、希少種の採集について考えてしまう日になりました。
私も数年前までクワガタムシを採取していたのであまり偉そうなことは言えませんが、せめて絶滅が危惧されるような種についての規制は長野県の「高山チョウ」のようにもう少し「県全域」で行って欲しいものです。
この場所の2名の採取者は比較的遠慮していました。でも個体数が少なかったのでちょっとやりきれない気持ちです。
畑のように植えられた「ツメレンゲ」にも産卵され、幼虫が生育しているとは!とっても嬉しいですね!
流石に撮影中は2名とも網を振るうことはありませんでした。
でも、クロアゲハ、キタテハ、ツマグロヒョウモン等を撮影して戻ってくるとクロツが殆ど居なくなっていたのはかなり悲しかったです。
お世話になりました。
結果論としては、最初の場所でもう少し粘るべきだったのかもしれません。でも、崖の途中に舞いあがって逃げた数頭がきっと生き残って子孫を増やしてくれるものと祈っております。