嵐山の思い出(ウスバシロチョウとコツバメ)
2009年 11月 11日
平成21年4月12日(埼玉県嵐山町)
トラフシジミ春型の表翅の写真が写せるのでは?とのことで新潟県に
ギフチョウの写真を撮りに行った帰りに「小畦川日記」のダンダラさ
んにお願いして出かけてみました。関越道が日曜日で少し混んだので
埼玉県嵐山町に辿りついたのは16:00ごろでした。
「蝶と山・てくてく写日記」のbanyanさんがポイントにおられまし
たが、少し時間が遅く
ルリタテハ、ベニシジミ、ヒメウラナミシジミしか見つけることは出
来ませんでした。
平成21年4月17日(埼玉県嵐山町)
12日のリベンジに先週に続いて今回は1人で再度嵐山町に訪問しました。
3頭のウスバシロチョウが草藪に塊ながら落ちてきたので近づいてみる
と絡み合うように交尾体勢に入っていました。この蝶は、昨年1回だけ
埼玉県高麗の巾着田でちらっと見ただけなので、見れただけでも感激な
ので喜んで撮影しました。
コツバメは今年見たかった蝶の1種です。でも、狭山丘陵で3月28日に
ダンダラさんと「蝶の観察記録その2」の霧島緑さんに羽化不全の個体を
やっと1匹見つけていただいただけでした。ウスバシロの交尾を観察して
陽だまりの草の中で翅を斜めに傾けて日光浴をしているこの子を見つけた
時はやったー!!という感じでした。あまりに近づき過ぎたのか吃驚して
飛んで行ってしまいました。
コミスジは良く見ることが出来る蝶ですが、白と黒だけの美しさは格別です。
こちらダイミョウセセリも良く林縁部の草の上に止まっているのを観察出来ま
すが、タンポポの花の吸蜜シーンはあまり見ないのでシャッターを押してみま
した。
ギンイチモンジセセリは、今年ここ嵐山町、北本市、さいたま市と複数個所で
1化、2化、3化と多数頭観察しました。でも初撮影がこのシーンなので思い
出深い1枚です。ギンイチは昨年まで知識としては知っていましたが、生態が
全く不明でチラッと見ることも出来ませんでした。ダンダラさんに飛翔する高
さ挙動、生息環境等を教えて頂いていたので何とか見つけることが出来ました。
「ホオジロ♂」がギンイチの居た川縁の木の上に止まっていたのでパチリ!
「カシラダカ」と記載いたしましたが、ご指摘により「ホオジロ♂」に修正し
ました。鍵コメさん有難うございました。
タンポポの花にはダイミョウセセリだけでなくウマオイの幼生?と思われる
幼虫が花粉?を食べていました。
川沿いからトラフチョウのポイントに戻る途中には、
カワトンボ♀が居ました。「やさしいトンボ図鑑」では、静岡、長野、新潟以東
に生息するヒガシカワトンボと、茨城、埼玉、新潟以西に住むニシカワトンボ
の2種類いるとの記載がありました。この少しピンぼけの写真を拡大したりして
調べてみましたが皆目分かりません。ネットで検索するとプロでも判別困難で、
別の分類分けも提唱されているとのことギブアップしてカワトンボにします。
その後トラフを探しましたが、見つけられず遭遇するのは次回に持ち越されまし
た。それにしてもウスバシロチョウ、コツバメ、ギンイチモンジセセリと念願の
蝶に会えて嵐山町の自然を満喫した1日でした。
嵐山の思い出(ウスバシロチョウとコツバメ)終わり
ここは種類によって幾つかに区分けされているので探しやすいのかな?
都幾川の辺りまでけっこう広いですよね。
昨日、うちのが高尾のほうに出かけたおり、某料亭の庭園でアサギマダラの写真を撮ってきました。
さっき見ましたが、晩秋のこんな時期にまだいるんですね~。
ギンイチモンジセセリもまるで鳥かトンボのように切先にとまっているのは面白いですね。
埼玉県嵐山町は、今年の訪問回数では「見沼田んぼ」に次いで
多く4月3回、6月2回、7月1回と計6回訪問しました。
食草や環境に従って公園が区分されているので仰られる通り探し
やすいです。また公園の管理事務所の人や、観察されている方に
お聞きすると皆さん親切に教えてくれるのでとても助かります。
都幾川の辺りまで探された方がギンイチモンジセセリ等の川辺の
蝶に遭遇し易いです。
アサギマダラは8月ごろ山梨県の山中で、9月中旬に長野県の
高原で多数見かけました。でもヒメオオはまだ、東京都内や埼
玉県内では観察したことがありません。かなり羨ましいです。
今年の4月中旬頃、嵐山町では多数のウスバシロチョウに遭遇
することが出来ました。ゆえに交尾シーンもこの他に数回撮影
しました。でも三つ巴の交尾シーンはモンシロチョウ、ヤマト
シジミ等の普通種でも未観察なので私も非常に吃驚しました。
ギンイチモンジセセリのこのシーン愛らしいですよね!!
来年はぜひ撮影したいものです。
4月12日は大変お世話になりました。新潟県のギフチョウ
は遅くなりました後日、当ブログにアップします。
その後、トラフシジミは、嵐山町で春型、夏型を複数頭観察
出来ました。でも残念ながら開翅の写真は写すことは、かない
ませんでした。まあ来年以降の楽しみが増えたと思うヒメオオ
です。
ウスバシロチョウの交尾の目撃が、最初このシーンだった
ので全く衝撃的でした。偏見から人間だけがアブノーマル
な性行動をとると考えていたのでかなり考えさせられまし
た。
ホオジロ♂のご指摘有難うございます。クワガタの♀の分類
でも時々間違えるヒメオオなので今後ともご指導よろしく
お願いいたします。