見沼田んぼの越冬チョウ in2016.01.02~10
2016年 01月 16日
「見沼田んぼでもムラサキツバメが集団越冬してますよ」
と情報をいただいたので、1月2日、4日、10日に観察して
きました。
この写真のポイントは、上から2頭目の赤丸で囲まれた横
を向いたチョウです。一緒に観察、撮影した見沼区のiさん
によるとこのチョウだけは尾錠突起がない、裏翅の模様が
違う、少し小さい、唯一翅を立てて越冬していることより
「ムラサキシジミ」ではとのことでした。
ムラサキツバメ×4頭とムラサキシジミ×1頭を撮影してい
ると集団越冬している葉のすぐ下に別のムラサキツバメ雄
が舞い降りてきて翅を開きました。
比較的綺麗なムラサキツバメ雄の表翅の輝きを堪能しました。
in2016.01.02見沼田んぼAポイント
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日を改めて1月4日に見沼田んぼAポイントへ10:40頃出かける
と塒にはムラサキツバメが1頭しかいません・・・・・。
気温が15℃前後と上がったことが原因かな?
10:45に塒以外のすぐ近くで雄個体を見かけたものの撮りもら
しがっかりしました。
すると10:55ころ塒以外から「ムラサキツバメ雌①」↑と
「ムラサキツバメ雌②」↑が登場しました。そのうち雌①が塒に
加わって塒はムラサキツバメ×2頭になりました。
11:00まで観察しましたが塒はムラサキツバメ×2頭のままなの
で、見沼田んぼの「新チョウ探し」&越冬ウラギン確認に出かけ
て14:00ころ帰ってくると塒は「ムラサキツバメ×5頭」になっ
ていました。
in2016.01.04見沼田んぼAポイント
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見沼田んぼAポイントの日内の経時変化が面白そうなので、
1月10日に10:00、11:00、12:00、15:00と4回に分けて
訪問してみました。
気温が10℃前後と低い為か10:00、11:00ともに
塒は「ムラサキツバメ×5頭」で変化ありません。
12:00の観察では流石にヒメオオ不憫と思ったのか
「ムラサキシジミ雌」個体が、「ムラサキツバメ×5頭」塒の
すぐ近くに舞い降りてくれました。
in2016.01.10見沼田んぼAポイント
見沼田んぼAポイントの「ムラサキツバメ×5頭」塒に変化が
ないので越冬ウラギンシジミのBポイントに出かけると
雄を中心とした「ムラサキシジミ」が複数頭登場してくれました。
in2016.01.10見沼田んぼBポイント
気温が13℃くらいに上昇したのでAポイントに戻って
14:30~15:00「ムラサキツバメ×5頭」塒を観察してみました。
10:00、11:00と配置は大きく変わってものの個体数等の変化は
ありませんでした。13℃程度の気温では活発に動けないのかもしれ
ません。
in2016.01.10見沼田んぼAポイント
貴重な情報をいただいたAさん、
一緒に観察した見沼区のiさんありがとうございました。
暖かいのでしょうか。
綺麗なムラサキシジミですね。
ムラサキツバメ、ムラサキシジミの表翅、綺麗ですね!
ムラサキツバメ雄の味わいのある紫の輝きがイイですね!
やはり集団越冬はつい気になり、何回も見に行ってしまいますよね。
それにしても、この時期で翅を開いた姿がこれほど綺麗だとは。
ムラサキツバメもムラサキシジミも美しいですね。
寒くなりました。
無事越冬することを祈ります。
こうして寄り添い 冬を耐えるのですね。。
ムラサキシジミが交じることもあるのですね。
似たもの同士 想いは一つ。
暖冬とはいえ、寒くなってきました。
みんな頑張ってもらいたいです!
せん。ムラサキシジミの少ない観察経験ですが、枯葉は斜めになっ
ていてムラサキシジミは横たわって(斜めですが)いました。
当地だと今冬でもそんなには暖かくないので接写できます(届くと
ころなら)が、そちらの様子では逃げられそうですね。
ヒメオオさんのご見解が書かれていないようですが・・・^O^
ている「大阪市とその周辺の蝶」さんのムラサキツバメの2ペ
ージ目にありました。ただそれが確実にムラサキシジミかどう
かは不明です。(exblogはURL禁止で困ります。)
ムラサキツバメの越冬姿では立ってるものも珍しくないですね。
本年もよろしくお願いいたします。
ムラシはもう少し低くても活動しているようです。
ムラツの塒にムラシが混じっているのは見たことあります。
これからも、観察をよろしくお願いいたします。
ムラサキツバメにムラサキシジミが混じった越冬集団の
観察は、埼玉県中部の公園に次いで2例目です。
私は、ムラサキシジミがムラサキツバメの翅を枯葉と間
違えて潜り込んでいるのではと愚考しています。
ものぐさな性格なので年末年始でない限り
1~2週間に1回の観察しかできていません。
と言いつつ今日も電動アシスト自転車で、
見沼田んぼのムラツ集団越冬ポイントに出
かけてきました。
見沼田んぼは、川口市~さいたま市の東部一帯
の広いエリアの総称なので、あちらこちらに蝶
のポイントがあります。
但し、広すぎることと、電動アシスト自転車だ
けでの探索なので、全てを回りきれていません。
iさんから写真を入手してムラサキツバメ越冬集団にムラサキ
シジミが混じっているのを確認しました。
以前の私のブログでも
>ムラサキ兄弟輝きの競演in2015.12.30埼玉県中部の公園
にムラツとムラシの混合越冬を記載しています。
私感ですが、ムラシがムラツを枯葉と勘違いして一緒に越冬し
ていると思います。
10℃前後の温度で飛び立つかどうか迷っている時ムラツは、
翅を立てることがあります。
個体差もあるかもしれませんが、5℃程度の低温ではムラツは
まず1頭ど葉っぱの上にくっつくぐらい横になると集団の他の
個体も右に倣えで横になることが多いです。
ゆえに↑の最初の写真はムラツ4にムラシ1が混じっていると、
判断しました。
一般的に、
ムラサキツバメは日差しが差し込み易い葉の上
ムラサキシジミは日があたりにくい枯葉の中
に越冬しているので気温だけでは判断できない
と思いますが
活動開始時の気温はムラサキツバメ10~15℃
ムラサキシジミ12~15℃でムラツの方が低温
で飛び出すようです。
今年もよろしくお願いいたします。