日本最小のチョウと最大のチョウの恋の行方 in2015.11.20~23④
2015年 12月 13日
日本最小のチョウというと「タイワンヒメシジミ」と言われて
います。どの程度小さいのか分かりにくいので、比較的大きく
大人しい個体と1円玉を比べてみました。翅を閉じると1円玉
の1/4程度とヤマトシジミより2回りほど小さい蝶です。
西表島の薄暗い密林に生息するシジミチョウの代表は、
「リュウキュウウラボシシジミ」です。
裏翅の模様は、足立区生物園ほかで域外保全している
「ツシマウラボシシジミ」に近似しています。
しかし、ツシマは雄個体の表翅が青く輝く模様がありますが、
リュウキュウの雄にはありません。
リュウキュウウラボシシジミもタイワンヒメシジミほどではあり
ませんが、ヤマトシジミより一回り小さくとっても可愛い蝶です。
「クロマダラソテツシジミ」は、石垣島でも、西表島でも個体数が
多く蘇鉄以外の葉に誤産卵している低温期型の雌が観察出来ました。
「ホリイコシジミ」もとても小さい蝶で、タイワンヒメシジミとそ
の小ささで遜色ありません。
八重山諸島のシジミチョウの小ささ比べをすると
ヤマト>リュウキュウウラボシ>ヒメシルビア>ホリイコ≧タイワンヒメ
という感じです。
タイワンヒメシジミの生息している草原に戻って観察していると
雄が雌に強引に求愛してきました。
雌も逃げないので、満更ではなさそうです。雄がしきりに前脚で
言い寄っています。
15分くらい求愛行動を観察していると無事交尾が成立しました。
その後、交尾の時間は約20分程度でした。
今回は、日本最大のチョウ「オオゴマダラ」の交尾も観察出来ま
した。
オオゴマダラも西表島のタイワンウオクサギの花に吸蜜に集まっ
ていました。
左から
ヒメアサギマダラ?(花の裏側なので判別困難)、オオゴマダラ、
キチョウ(多分タイワンキチョウ)、アオスジアゲハ×2、
ナミエシロチョウ雄?
とゴージャスな吸蜜シーンです。
in2015.11.20~23石垣島&西表島つづく
ねえ。チョウ好きのパラダイスというところでしょうか(笑)
一円玉や人の指と比べてもずっと小さいということもよく分かり
ます。かわいらしさが伝わってきます。
ホリイコシジミよりさらに小さいのですね。
リュウキュウウラボシシジミがほんと綺麗ですね。
この裏翅の美しさは例えようがないですね。
私はどちらのチョウにも会えてなく、
いつかこんなチョウ達にて癒されたいです。
何時になることやらですが・・
リュウキュウウラボシシジミにも出会えたんですか。
どうも、この蝶には縁がない私です。
日本最小の蝶も最大の蝶も交尾シーンが撮れたんですね。
一円玉との比較といい、構成が素晴らしいですね(^^♪
ホリイコシジミは見たことがありますが、
タイワンヒメシジミの方がより小さい印象ですね!
リュウキュウウラボシシジミ、小さな体に大きな眼、
愛らしいですね!
自然界でのオオゴマダラの交尾、貴重ですね!
ラストのお写真は豪華ですね!
タイワンヒメシジミは、西表島と与那国島の一部
リュウキュウウラボシシジミは、沖縄本島と西表島
に主として生息しています。
特にリュウキュウウラボシシジミは、準絶滅危惧種
です。沖縄本島では米軍ヘリパッド基地予定地に生
息しているので、反対運動をされている方もおられ
ます。
タイワンヒメシジミは、とっても小さく
肉眼ではチョウと認識できないくらいで
した。
リュウキュウウラボシシジミは、裏翅の
模様だけ見ると足立区生物園等で人工飼育
されているツシマウラボシシジミとソック
リでした。
リュウキュウウラボシシジミは、
春~夏にかけてより秋~冬にかけての方が、
①タイワンクロボシシジミの個体数が少ない。
②比較的チョウが大きい。
③曇りの天気が多いので良く活動する。
ので見つけ易く感じます。
次回訪問時観察出来ると良いですね!
与那国島のガイド本にタイワンヒメシジミと1円玉の
ツーショットがあったので、私も挑戦してみました。
比較的フレンドリーなチョウですが、大きさを比較で
きるくらいに1円玉を近づけると飛び去ってしまうの
で撮影には結構苦労しました(笑)。
素敵な初夏の富士山の写真ありがとうございました。
ホリイコシジミもとっても小さいですが、
タイワンヒメシジミは、滅茶苦茶小さく
感じました。
リュウキュウウラボシシジミは、ツシマ
ウラボシシジミと良く似た愛らしいチョウ
です。