絶滅危惧されるシジミチョウ5種(兵庫⑤、長野①、八重山⑦)
2013年 08月 04日
最も危惧される「絶滅危惧Ⅰ類」に分類されるのは
兵庫県で撮影した「シルビアシジミ」です。濃い蒼がとっても素敵です。
2013.06.09兵庫県⑤つづく
昨年7月は、兵庫県で撮影した「クロシジミ」や
昨年5月長野県で観察した「オオルリシジミ」も
このカテゴリーに入ります。
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次に危険度が高い「絶滅危惧Ⅱ類」に分類されるのは
「ゴマシジミ」です。長野県の里山を探し回ってやっと見つけました。
裏翅の渋い色合いがなかなかイイ感じです。
当然ゴマシジミの生息地と違う「姥捨駅付近からの車窓風景」です。
かってはこのような場所にも数多くゴマシジミが舞っていたのかな?
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「準絶滅危惧」に分類されるのは
今回、初見、初撮影の「オオゴマシジミ」です。環境省のランク付けの
割りに分布域が限定されており、ゴマシジミと同じく蟻と共生するとい
う生き残りにくそうな特殊な生態のチョウです。更に採取者も多いの
で生息地の環境が悪化すると一気に激減してしまう恐れを感じました。
「ヒメシジミ(本州亜種)」もこの分類に入り長野県やの高原でその愛
らしい姿を見ることができました。
2013.08.02~03長野県①つづく
八重山諸島で準絶滅危惧種というとこの「リュウキュウウラボシシジミ」
です。密林のやや薄暗い場所をチラチラ白と黒を点滅させるように飛
んでいました。
2013.05.04~07八重山諸島⑦つづく
ゴマシジミというのもいるんですね‥絶滅種ということで心配です。
草原や里山などの環境が維持されるのが大事かと思います。
本日の富士山麓のゴマシジミは採集者だらけで見ることも出来ませんでした。
懸命に生きている
注意深く見てあげないと、その悲鳴は聞こえてきませんね。
伝え、そして訴えること
何より、どんな小さないのちだって、地球のために役立っていることを
もっともっと、意識して伝えていかなければなりませんね。
一目会いたいな~~~♪
いつまでも我々の眼を楽しませて欲しいものです。
シジミチョウは種類も多いですが絶滅危惧種も多く気になる種類だらけです。
ゴマシジミのように人間の都合で増減している蝶には責任を感じてしまいますね。
またオオゴマシジミのように過度の採集圧にさらされている蝶の場合には採集の自粛をお願いしたいものです。
多くの絶滅危惧種を撮られていますが、殆ど日本国中の遠征の連続で私等には到底出来ない離れ業です。でもお陰で絶滅が危惧されている蝶達が何とか生き延びているようで嬉しい限りです。
ゴマシジミはシジミチョウの仲間では大きく、画像の通り
独特な味わい深い模様なので運良く目に留まると直ぐに
同定できます。数が少なく、また私の探蝶能力がないの
か 見つけるのに苦労しました。
オオゴマシジミは初見だったのでワクワクしながら撮影
しました。
ゴマシジミは久しぶりの出逢いで、この日は狙って探して
見つけるのに苦労したので、見つけた時は舞い上がり
シャッターを上手く押せませんでした。
ゴマシジミは山梨県の保護エリアでもポツ・・・・・・・・・ポツ・・・・
しか観察したことがありません。沢山いた昔にタイムトラベル
してみたいです。
オオゴマシジミは採取者の団体が続々やってくるので、撮影
グループを作ってぜひ再訪したいです。
望遠レンズでの撮影が苦手なので接写可能な個体
を探してオオゴマを写しました。
ゴマシジミはもっと簡単に見つかるのではと安易に
考えていました。しかし、見つけるのに手間取り皆様
のご指導のおかげでやっと撮れました。
有難うございます。
ゴマシジミは数が少なく探しにくかったです。
オオゴマシジミはそれ程広くない生息地に連日数十人の
採取者が入って採取するのは異常だと感じました。1人
10~20頭は採取しているようなのでこれからがとても
心配です。
撮影者だけが終結してくれたら嬉しかったのですが・・・・・・
まあそれでもそこそこ撮れて良かったです。
ムモンアカ、ウスイロオナガシジミ等の貴兄らの東信遠征
もバッチリでしたね!
各地の皆様に色々教えていただき休みをとってポツポツ撮影
しています。
今回掲載の写真も八重山諸島5月、兵庫県6月、長野県8月
と別々の遠征成果を併せたものです。
彼らが本来の生息地で末永く生き残って欲しいです。