「黒に白い帯」と「赤い」セセリ&アゲハ in2011.12.29~2012.01.01⑧
2012年 01月 21日
黒をベースに後翅に大きな白い帯が見えました。
あれは・・・・・・憧れの初見「コウトウシロシタセセリ」です!!
これで証拠写真が撮れたので、大好きな接写出来るのではと期待しましたが、その後これ以上近づくことは叶いませんでした。
アカギカメムシの集団が居た明るい草むらに赤い蝶が登場してくれました。これも初見「ネッタイアカセセリ」です。この個体は、とってもフレンドリーで接写を許してくれました。
ネッタイアカセセリを撮影しているとまた赤いチョウの登場です。この子は「チャバネセセリ」かな?大きく伸ばした口吻がとってもユーモラスでした。
山奥に入って少し開けた湿原では、「ジャコウアゲハ」、ベニモンアゲハといった黒地に少し「赤い」蝶が舞っていました。
ジャコウアゲハの居た湿原の横の森に入ると如何にも亜熱帯という感じのスオウノキの仲間がどっしり根を張っていました。この板状の根はその形状のまま「板根」と呼ばれるそうです。
*********以上6点 2011.12.29石垣島にて************
雨の途切れも少なかった30、31日は残念ながらセセリ、アゲハの仲間には出会えませんでした。
雲に殆ど覆われているものの時々日差しの射す元旦の竹富島では
黒地に白いくっきりした帯のある「シロオビアゲハ」も歓迎してくれました。やはり数の多いこの蝶も雨天だと活動が鈍るのかな?
シロオビアゲハも正面から見ると結構カッコ良いですね!真剣に吸蜜していました。
シロオビアゲハが吸蜜していた花の横には花に彩られた石垣に囲まれた「家」がありました。竹富島では個々の家も芸術品のようで素敵です。
この「赤い」セセリは、その後翅の3個の斑紋より「ユウレイセセリ」?と思われます。妙な名前ですが、結構「目」が可愛かったです。
竹富島でも「チャバネセセリ」?に出会いました。八重山諸島にはトガリチャバネセセリというセセリチョウの仲間が生息しているので、私には彼らの同定は少し難しいです。
*********以上5点 2012.01.01竹富島にて************
コウトウシロシタセセリは魅力的ですが、撮影に協力してくれませんね。何度か見かけたのに、まともな写真は撮れませんでした......。
私も写真はユウレイかと思います。
チャバネセセリ、トガリは判別に困りますね。
あの真っ黒なお腹に見えるどくどくしいアカがなんとも言えませんねぇ。
こちらにはアゲハモドキと言う似たような蛾がいますがそれ以上に毒どくしい色彩だと思います。
何故こんな警戒色のような色をしているのでしょうかね?毒をもってるのでしょうか?
セセリチョウもたくさんいるんですねぇ。
特に壱枚目の黒と白のセセリはビックリさせられました。
この寒い季節にたくさんのチョウが飛んでいるんですね。うらやましい
です。しかし石垣島というとハブを思い出すんですが、いませんでしたか?
石垣島に到着早々に「コウトウシロシタセセリ」のこの個体に出会えたのですが・・・・・・
結局その後、数個体に遭遇したものの証拠画像も撮れず次回の課題となりました。この子も撮影難易度高いですね!
ジャコウアゲハ、ベニモンアゲハは、毒草の多いウマノスズクサ類を食草としています。ミカン類を食べるシロオビアゲハの♀の中にはベニモンアゲハに擬態した「 ベニモン型」という個体も居るので多分この2種毒を持っていると思われます。
石垣島以上に密林が多く残る「西表島」にはもっと立派な「板根」を持つスオウノキがあるそうですが、蝶探しに集中していて写し損ねました。
ジャコウアゲハは如何にも「毒蝶」というオーラを感じさせる妖しい魅力がありますね!
この時期でも「八重山諸島」では雨が途切れて、日差しが射すと色々な蝶が舞いだしてくれました。
石垣島のハブは、奄美大島と異なり「サキシマハブ」という弱毒性の種だそうです。主として5月~6月頃が一番危険な時期とのことでした。
私も殆どが未見の蝶ばかりでした。しかし、熱心に撮影したシジミチョウが殆ど「ヤマトシジミ」ということも多かったですが!?
弱毒性とは言えサキシマハブも怖いので、1人で密林に入るのは勇気がいりますね!
冬の沖縄のヤマトシジミを見てみたいです。
ほんと蝶や花を見るには良い所ですね・・ これだと年中見られるの
でしょう^^ テレビで沖縄では桜が咲いたとの画像をながしてましたが
そこに此処で紹介しているジャコウアゲハのような蝶が来ていて
驚きました^^ ネッタイアカセセリ、綺麗な色ですね。石垣の花も美しい
光景です^^
竹富島でこれは「ハヤマト?」と
ヤマトシジミの裏面を接写したので次回掲載いたします。
画像をチエックすると白銀に輝く八重山亜種の表翅も綺麗でした。
この輝きなら表翅ももう少し丁寧に写すべきだったと帰って来てから反省しきりです。
前回の春の八重山遠征の時は、105mmマクロだけでした。
今回は70-300mmズームも加わったので撮り逃がすことが激減しました。400mmもあるとさらに良いシーンが写せそうですね!
シロオビアゲハの顔のアップは、私も今回のお気に入りのシーンの1つです。
八重山諸島のどの島もそれぞれ楽しめます。 その中でも「竹富島」は唯一降雨が殆ど無かったこともあって、蝶、花、街並、海、人どれも素敵な場所でした。
ジャコウアゲハ、ベニモンアゲハ、シロオビアゲハ♀ベニモン型、ヤエヤマカラスアゲハ等々のアゲハチョウの仲間もどの子も最高に輝いていました。
なんともドラマティックなご登場!?
光が神秘的♪
ベニモンやシロオビが普通に見られるなんて、、
一度はフィールドで見てみたいです(≧∇≦)
赤いセセリちゃん、とても艶やかな色合いなんですね!
みんな、まあるいお目目が可愛い~♪
ユウレイセセリって、なんでユウレイなんだろう???
お花に囲まれたお家も素敵ですね(*^-^*)
こんなお家に住んでみたいです☆
この時期何度も温室に通ってシロオビアゲハには出会いましたが、それでもやっと野外フィールドで遭遇したら感激一入でした。
八重山諸島では、天気が良いと結構容易に色々な蝶に出会えますが、雨天、低温、強風等が重なるとやや苦戦しました。結果的にはかなり色々な蝶に会えたので行ってみて正解でした。
チャンスがあればぜひ行ってみて下さい。私も、時間&金を貯めてまた出かけてみたいです。
コウトウシロシタセセリはかなり高い場所でしたが、頭上からの洩れ日を浴びて白い広い帯が輝いて見えました。
アゲハチョウの仲間は、29日の石垣島と、元旦の竹富島でしか出会えませんでしたが、その僅かな時間で濃厚な出会いがあり楽しめました。写真撮影は↑で精一杯ですが、観察ということでは満足な結果かな?
テツイロビロードセセリ、タイワンアオバセセリ等々大型のセセリチョウの仲間との遭遇を期待していましたが、ネッタイアカセセリの煌めきや、チャーミングなユウレイセセリ等の特徴的な子たちに会えてハッピーでした、
竹富島は、蝶だけでなく、民家、海、花等々色々楽しめますよ!!