腕に乗った「フタスジチョウ」他 in浅間山系100718④
2010年 07月 24日
駐車場から第一ポイントに向けて登り始めるとメタリックに輝く甲虫は飛来しました。手で受け止めると
頭楯が長めの台形状なので「オオセンチコガネ」?かな?
急斜面を少し登ると「蝶歩き・花歩き・鳥歩き」のOKBさんがカメラを向けていたので良く見ると
輝く「アザミ」の花の蕾でした。花が咲いていないところが綺麗だと思ったへそ曲がりのヒメオオです。これに着眼するとはOKBさん流石です。
この遠征で一番良く出会ったのがこの「ヒメキマダラヒカゲ」です。林の中では特に目につきました。
第一ポイントではフレンドリーな「フタスジチョウ」が腕に止まって私の汗を吸い始めました。ちょっとコソバカッタですが、とても嬉しかったです。
麓の湿原には「ニッコウキスゲ」の花が満開でした。
「キバネツノトンボ」が翅を開いて輝いていたので最後に撮影しました。
(クリックにより画像は拡大します)
in浅間山系100718終わり
クロヒカゲの翅裏が、こんなに立体的に見えるとは
驚きました^^ 集団でいる場面も凄いと思います。
フタスジチョウ、傷みの無い翅が綺麗ですね^^
裏は初めて見たような気がします。
オオセンチコガネ、見事な金属光沢が
美しいですね。
涼しげな槍ヶ岳連峰も絶景ですね。
アキアカネはアサギマダラほどではありませんが
かなりの距離を移動することもあるそうです。
高温を極端に嫌うので標高の高いところへどんどん移動し、
秋、涼しくなってくると成熟して真っ赤になったアキアカネが
群れで平地の産卵場所に降りてきます。
ヒカゲチョウの仲間は地味で撮影意欲が湧かぬことが多いですが、太陽光やストロボにより蒼等の蛍光を発するととても綺麗に写ることがあります。また良く見るとデザインもシックでなかなか素晴らしいと感じることが多いです。
フタスジチョウは懐かれすぎて逆にきちんと撮影出来ませんでした。チョウでも懐かれるととても可愛いですね!
甲虫類は、クワガタでも同定に迷うヒメオオです。でも輝くものにはついついカメラを向けてしまいます。
この秋には見沼田んぼ等の低地に真っ赤に成熟して戻ってきたアキアカネを観察してみたいです。
第一ポイントを除くと、車&リフトにより殆ど歩かずにポイントに到着出来ます。
但し日陰が少ないので高地とはいえ日差しが強く、日射病の備えは必要でした。軟弱なヒメオオは弱い脱水症状になりました。
キバネツノトンボは今年は、栃木県(トンボの公園、宇都宮市内)、長野県(当地、オオルリのポイント、白馬村)と比較的道路に近い複数個所で観察出来ました。水辺+草原が重なると比較的容易に見つけることが出来るのかもしれません。特に、栃木県のトンボの公園には結構な数が飛んでいました。
多分、私1人で出かけていたらミヤマシロチョウ、ミヤマモンキチョウをチラリ見るくらいで殆ど写真が撮れなかったのではないかなと思います。
槍ヶ岳は青春の思い出なので、証拠写真でも撮影してしまいます。