最小の蝶「ホシチャバネセセリ」 in浅間山系100718③
2010年 07月 23日
この「ホシチャバネセセリ」はとても小さく全長10mm程度以下です。
小さいのに良くみると繊細なデザインでとても良い感じです。標本では決してこの味わいは出せないと思います。
とても小さく素早いので見つけられずにいると、最初の1~4頭目までは第一ポイントで別れた後ここ第二ポイントで偶然出会った「蝶の観察記録その2」の霧島緑さんに見つけていただきました。すると「風任せ自由人」のmaximiechan さんが呼んでいるのでそっと近づくと
「ホシチャバネセセリ」が吸蜜していました。私も何とか探さねばと
1頭だけですが見つけることが出来ました。
セセリチョウの仲間は「蝶歩き・花歩き・鳥歩き」のOKBさんと第一ポイントに向かう途中に
「コキマダラセセリ」と思われるセセリチョウが舞っていました。この付近では頭が、シロチョウ類とヒョウモンの仲間に飛んでいたのでこの2コマしか撮影しませんでした。
↓ダンダラさんのご指摘より「ヒメキマダラセセリ」のようです。今後もう少し多面から撮影して同定するようにします。
第三ポイントにはヒョウモンチョウ、ホシチャバネセセリの他にイチモンジセセリそして
「ヒメシジミ♀」や
「ヒメシジミ♂」も観察出来ました。ヒメシジミ♂の表翅は金属光沢の「青」がとても綺麗で目に鮮やかでした。
(画像をクリックすると少し大きくなります。)
in浅間山系100718続く
あの微小なホシチャバネに大接近できる場所があるんですね。
セセリは寄ると表情があるので、後で見直す時は楽しみです。
撮影するとき、心の中で「かわいいね」と言うと
蝶はいい表情をすると言っていたオジサンを思い出しました。
ホシチャは想像していた以上に小さくて探すのにとても苦労しました。でも飛距離が短い、飛翔高さ低い、飛ぶスピード遅いので3人で協力して眼で追いかけることにより何とか接写出来ました。
ホシチャバネセセリは、完全に初見&初撮影でした。この蝶で自然界における撮影種がちょうど100種を達成しました。
ミヤマシロチョウに並んでこの日最高の感激した瞬間でした。
ホシチャバネセセリは小さいもののデザイン、配色が繊細で とても綺麗な蝶でした。セセリチョウの仲間の場合、標本をベースにした色彩や形状が、実物とがかなり違うように感じます。早く生体の画像をベースにし、容易に比較出来る図鑑の発行が望まれます。
コキマダラセセリはヒメキマダラセセリのようにも見えるのですが、写真が小さいので、♀の翅表の区別点の小さな2つの点が良くわかりません。
オリジナルでよく確認されてみてはいかがでしょう。