蝶舞うU山頂 in群馬県南部100612③
2010年 06月 19日
少し暗がりに「ダイミョウセセリ」が翅を閉じ気味に止まっていました。この蝶全開の状態の写真しか撮ったことのないヒメオオにはとても嬉しかったです。
U山頂に移っても西峰の頂では、足元の木陰にダイミョウセセリが閉翅状態で止まっていました。この2枚の画像は地味ですが配色的にもかなりのお気に入りです。
U山頂は電波塔のある西峰、城のある東峰に分かれています。まず行った東峰では
「カラスアゲハ」が吸蜜していました。モンキアゲハ、ミヤマカラスアゲハもやってきましたがカメラに収めることは出来ませんでした。
西峰の山頂の狭い空間は、まさに蝶の楽園でした。一番下の木陰はダイミョウセセリ、次にルリシジミ、中層にモンキアゲハ・ミヤマカラスアゲハ・カラスアゲハ、その上にアオバセセリ、最上部の樹上にはアオスジアゲハ・ツマグロヒョウモンと多層に分かれて蝶達が、次々に舞っています。
写真を撮るのを忘れてこれらの蝶達の飛来を眺めていると花蝶風月のbuttfflowさんが飛翔写真に拘る理由が良く分かりました。
また、東峰に戻ると樹上をオレンジ色をした蝶がチラチラ飛んでいます。
城の白壁に止まったので近づいてみると「アカシジミ」でした。城の「白壁」とアカシジミの「赤」が面白く近づこうとすると舞いあがって戻ってきませんでした。
「ぐんま昆虫の森」には時々行きますが、群馬県南部での蝶行は初めてなのにとても堪能いたしました。ご指導いただいたbuttfflowさん、お世話になったU山頂の管理員さんありがとうございました。またお伺いした折もよろしくお願いいたします。
(画像をクリックすると少し大きくなります。)
in群馬県南部100612 終わり
ダイミョウセセリの閉翅は良く撮れていますね。
たしかに閉じた場面はあまり見ないですね・・と言うか広げた
場面ばかりです^^ 種類が多く羨ましいかぎりです。カラス
アゲハも花で撮れて良かったですね^^ こちらではアカシジミにも
会えませんでした。
このU山頂は、チョウの飛翔写真を狙うにはとても良い環境でした。さらに私向きに吸蜜したり休息するチョウもいるのでニコニコな場所です。
ダイミョウセセリの閉翅は狙っていたのでとても嬉しかったです。
この蝶は他の種と異なり緊張している時の方が翅を開くような気がいたします。光が弱く、やや閉鎖的、人が多くない、蝶があまり緊張していないが重なった時に閉翅状態になるのかな?
これから「オオムラサキ」のテリ張り等々が見られるようなので来年と言わず今夏訪問するのも良いかも?
アカシジミはちょっと薄暗い林に居るものと思いこんでいたので、比較的明るい開放的な山頂の城壁にやってきたのには吃驚しました。
早速17日のブログ拝見いたしました。研究目的ではなく利殖や個人の道楽の為に貴重な動植物を根こそぎ奪い去ることは絶対許されざる行為だと思います。
本日のミドリシジミは個体数が少ないものの↑のとおりまあ写せたので良しとしております。
ダイミョウセセリは、後翅に白点のある関西型という地域差もあり、習性もちょっと面白そうな感じがします。お気に入りに追加したので記事の公開楽しみにしております。
このU山は、その「牛伏山」です。管理人が常駐されて採取者を取り締まっているので仮名にする必要はなかったかも?
そのU山で、アカシジミが活発に飛んでいたのは13~15時の真昼間でした。T市郊外の丘陵にも下草の上に10時頃2~3頭のアカシジミ居ましたがそれほど動きは早くありませんでした。これらゼフィルスの仲間は、私の腕では活動時間帯と写真が撮れる時間帯が異なるので写すのはとても困難です。