アカタテハの卵 (in裏高尾③)
2010年 03月 26日
10.03.22
「蝶と蜻蛉の風物詩」のdragonbutterさんと一緒に南向き斜面を見ると
「アカタテハ」が藪の中をくぐるようにフラフラ飛んでいました。そして
時々葉に止まってお尻をつけているようです。「あの行動は産卵では?」
とdragonbutterさんが言われて葉の上を見ると
卵が1粒産み付けられていました。葉の表側で、比較的明るい場所だった
ので何とか撮影出来ました。
藪から抜け出して石の上に止まってくれました。この蝶は間違いなく♀ですね!
可憐な花が咲いていたので写真を撮ってみました。後でその名前を聞くと紫
がかった葉に斑が入ってちょっと汚れているように見えるので「ヨゴレネコノメ」
という草とのことでした。もう少し可愛い名前なら良いのですが。
ミヤマセセリが居そうな雑木林の中を探していると「ハシリドコロ」の花が咲いて
いました。アルカロイド類の毒成分を持つ有毒植物で食べると錯乱して「走り」
廻ることよりこの名前になったそうです。
花のスプリングエフェメラルの代表選手「カタクリ」の花もハシリドコロと同じ
雑木林の林床部に咲いていました。この花で吸蜜するギフやヒメギフの写真を
旨く撮りたいものです。
今回のプチ遠征では目的の「スギタニルリシジミ」「ミヤマセセリ」には出会えま
せんでしたが、9時から14時までの5時間の観察結果
コツバメ1頭、ルリシジミ1頭、テングチョウ多数、アカタテハ2頭、ルリタテハ
1頭に出会えてとても楽しい蝶行でした。
ご紹介いただいた「ダンダラ」さん、現地で偶然お会いした「dragonbutter」さん
有難うございました。
10.03.22裏高尾シリーズ 終わり
こんな写真を撮ってみたいです。
中学生の頃、見沼で葉を綴ったアカタテハの幼虫を捕ってきては、自宅で飼育していたことを思い出しました。
確かにこのカタクリにギフチョウが写っていれば最高ですよね。撮れたら是非アップしてください。これからも楽しみに拝見させていただきます。
多分この個体は、越冬したものと思われます。
アカタテハの交尾シーンはとても珍しいそうで、出来れば
遭遇したいものです。
野草も、形状も色彩も、ネーミングも面白いので少しづつ
覚えてみようと思います。